今回泊まっていたのは、
京畿道(キョンギド)・
水原(スウォン)。韓国から1時間半くらいの都市。街というより、都市と言ったほうがいいような都会的なところです。
私は羽田空港から到着する金浦空港から、水原行きの直通リムジンバスにのりました。
水原華城(Suwon)は、ソウルから1時間半のカルビのふるさと

韓国の水原(Suwon)に滞在していました。ここは世界文化遺産の水原華城のあるところです。
以前も水原に来たことがありましたが、夜の食事に連れてきてもらっただけで、世界遺産の城壁も見たことがありませんでした。
そう、ここ水原はカルビ(焼肉)が有名な場所でもあり、焼肉屋さんがたくさん。日本では食べられないような上質のカルビをたくさんいただきましたよ♥

冬の寒い時期の訪問でしたが、3日目の朝、ホテルから城壁まで、歩いてみることにしました。
時差はないのですが、朝は日本よりも1時間ほど遅く、夕方は1時間ほど長い。1時間半の早足での散歩は体を暖かく、朝食を美味しくしてくれました。

韓流ドラマ好きなら、見たことのある、「宮廷女官チャングムの誓い」「イ.サン」等の話題のドラマや映画でのロケ地でもあります。ソウルからもツアーがたくさん組まれていて、日帰りで訪れる人も多いそう。
季節の良い時なら、城壁巡りが気持ち良い。広いので、観光用のドラゴン列車も走っていて、山の上から水原の街と城壁を見下ろすこともできる。
水原華城(スウォン ファソン)の成り立ち
水原の街の中心部を取り囲むようにして建つ壮大な都城が「華城(ファソン)」です。朝鮮王朝第22代正祖大王が、政権闘争に巻き込まれて王位に就くことができず、無念にも米びつの中で餓死した父・思悼世子の墓を水原に移す計画から生まれました。
正祖大王がどんな人だったのか知りたい人は、歴史ドラマ「イ・サン」で俳優イ・ソジンが演じた「イ・サン」という人物がその人、だそう。

父の無念の死の後に、朝鮮の22番目の王となり、国民を敬う人間主義に基づいて、学術、文化、芸術史において大きな業績を残し、歴代朝鮮の王の中でも最も高い人格を持った王として尊敬される人物が、ここ水原華城を建てた正祖大王なんだって。
韓流ドラマ、おさらいしたくなりました。
優れた建築技術と共に韓国の親を敬う気持ちから作られたお城🏯
朝鮮古来の築城法に加え、石とレンガの併用といった西洋の近代的な建築技法を清(中国)から導入・活用し、優れた機能性と建築美を兼ね備えています。
当時の工事記録も完全な形で現存しており、建築史的にも高い価値を有する城郭として
ユネスコ世界文化遺産に登録されています。
水原華城は正祖の孝心が築城の根本となり、新しい政治を実現するための政治的信念と、民のための新しい都市を作るという民本主義の集大成。
両親やご先祖を敬う風習は、今でもずーっと長く受け継がれています。