早朝でなくても大丈夫。東京の台所、築地と豊洲の市場を巡った。

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築地と豊洲。移転問題のときも、その前も、超有名な東京の台所は訪れたことのないスポット。そんな人が関東近郊にはたくさんいると思う。

そして築地や豊洲市場と聞くと、セリのイメージで朝早くでないと行く意味がないと思っている人が多い?いえいえ、4時や5時には行きたくないけど、築地や豊洲は一度行きたいと思っているあなたに、両市場を探検したMaryからのレポートをお届けします。

東京の台所。もうその中心は豊洲へ移った

東銀座に泊まったら便利!

築地にいった時泊まったホテルは東銀座。ホテルから築地市場へ歩いていけることにまず感動。築地から豊洲へ築地市場が移ってしまってもうずいぶん経つのに、私は未だ築地場外にも近寄ったことがなかったの!今回東銀座からこんなに近かった築地、2日間も通ってしまった。それに銀座へも歩いて行ける。地下鉄のアクセスも文句なし。築地を朝の散歩で楽しむなら、まず東銀座に泊まるべし。

土曜日だったので築地の場内ビルは営業中で、新鮮なお刺身や魚の開きなど新鮮なお魚がいっぱい。いつも北海道や海辺の街で買うおつまみ系のドライフードもとてもお安い値段で買えることにワクワク。

築地場外。日曜日は人も少なめ。場内の市場はクローズ。

市場のおばさんとジャンケンしたらマグロのぶつ切りを2粒2切れ分けてくれたり楽しい言葉の掛け合いでお買い物を楽しむことができた。歩いて15分ほどの場所にホテルの部屋が確保できていることでいちど帰って冷蔵庫にお魚を保存してまた外出することができて安心。

まるで小規模のアメ横のような長屋の場外には活気が一杯。いろんなお店を見て歩いて、函館の朝市に少し感じが似ている。場外は渇きもののほか、鮮魚を売っているお店ももちろんあるし、名物の卵焼き。お酒のおつまみになるような渇きものは安かった。いつも北海道の市場で求めてくるような、炙り系のおつまみがグッド!

気を付けて!日曜日は鮮魚はNGです。

築地

こちらが、場内の生鮮市場。新鮮で驚くほど安かった。泊りでなければ買ってかえったのに。

日曜日は場内はお休み。だから場内にある、鮮魚を扱っているお店はお休み。今は場内のお店の魚は豊洲市場から朝運ばれてくる。晴海通りで道は1本。割と近いのだ。それでも午前中遅くなるとたくさんの観光客で一杯。人気店には長打の列。

見るとマグロ専門の割烹を見つけた。とてもモダンなちょっとしたモダンな作り。すべて大間のマグロという。「海玄」Seagenシーゲンと読むらしい。築地場外の中にあって、そこだけ高級なイメージ。時間が早かったせいもあって、まったく待つことなしの入店。数量限定だったけれど、なんと美味しいことか。日曜日も築地場外にきてよかったと感動の味でした。

豊洲市場は豊洲駅にあらず

豊洲市場

豊洲市場駅から、せりが行われる棟を望む

さて、その2週間後。年の瀬の豊洲市場。有楽町線豊洲駅からゆりかもめ(モノレール)に乗り換えて2駅。豊洲市場駅です。

とにかく、とにかく広い。ゆりかもめの豊洲市場駅から右と左に分かれて、水産卸売場等と水産仲卸売り場と棟が2つに分かれている。午前中に訪れたが、当然セリは終わっている時間だったので、魚と乾物を扱う水産仲卸売り場へ向かう。

水産仲卸市場の1階は、朝のせりでかけ落とされた魚がさばかれて、八ポースチロールの箱に詰められて各お店に出荷されていきます。そこで、直接買いに来たお客さんへ販売もされています。マグロ一匹の解体や切り売りなどもそこで行われていて、まさに新鮮な魚がここで手に入ります。

豊洲市場

豊洲市場の水産仲卸売場棟1階、仲買人エリア。もちろん一般の人も買える。ここで切り分けられて出荷されます。

忙しそうな、仲卸業者の通路をフォークリフトを避けて歩いて買い物です。個人客用に細かくしてくれているお店もあります。11時くらいにはみんなお開き、引き上げてしまうので鮮魚を求めるなら、できるだけ早く行くこと。

日本中の高級魚がすべてここに集まる熱い場所!

豊洲市場

こちらは、せりが行われる、水産卸売場棟。時間が遅いから片付いているけど、マグロ君。まだいる。

その中に「伊根のマグロ」を見つけました。京都の伊根からここまで運ばれてきたマグロって言うことにとっても愛着を感じたよ。

と言う事は、やっぱり、伊根のあの漁港で、船からおろしたとたんに買うマグロが1番新鮮なんだと言うこと。あの環境、あの市場って貴重なんだなぁとしみじみと思う。

年末と言うこともあって、豊洲市場には観光客や魚を買いに来ている人がたくさん。場内の両方の棟にレストラン街もあって、それぞれ有名なお店が軒を連ねています。お昼時にはお店目当ての観光客が長蛇の列を作っていて、新鮮な豊洲市場のお魚を一口食べたい!それでも観光地としてのお値段と待ち時間の長さと人の多さに、ちょっと辟易してその場を立ち去りました。美味しいものは、ゆったりと食べれる事がなにより重要。

4Fの物販エリアには乾物や調理道具などが売られており、私が物販エリアでゲットしたものは、のり、鰹節、お茶、など。お正月に大重宝。どれも高品質で、家族からまた行ってきて、と言われるほど。1F鮮魚売り場のマグロのお刺身はとっても魅力的だったけれど、今日はホテル泊まりなので諦めました。だし巻き卵、持って帰ろうかと思いましたが、今日はホテルステイだとおじさんに言ったら、ちゃんとした冷蔵庫がないからやめときなと言われて諦めました。さすが職人。

さて、どっちが楽しい?

豊洲市場は、すべてが建物の中に入っていてクリーンで快適。冬にセリを見に行っても上の通路からしっかりと見れるから、全く寒くない。けれども、市場と言う意味では面白さは築地の方が上です。あとは、築地と違ってお酒のおつまみの私の好きな、タラやフグ、イカの燻製などの乾きものは売ってなかった。人情と歴史がある築地市場、今でも勢い一杯。また行きたいと思うのは断然築地です。土地の面白さも大きいですね。

けれども、新しくて巨大な豊洲市場。日本の台所ってこんなに大きいんだなぁといまさらながら感動しました。見学コースや歴史などもビデオや展示で勉強できるようになっている。小学生の社会科見学に最適。

豊洲市場の入場は毎日午前5時から午後3時まで。当然せりは朝早く行われますから午前中にはもう生鮮の売り場は店じまい。買うなら朝できるだけ早くいくこと。

豊洲番外編のおすすめランチ場所は?

豊洲市場駅からわずか2,3分のところで、JAL City Hotelがあります。偶然見つけたそこのランチが美味しくて最高に安い。メインの野菜カレーにサラダ、デザート、果物、飲み物、スープはビュッフェで1300円から。豊洲市場でなくて、こちらでゆったりとゆっくりしちゃいました。豊洲市場駅、徒歩2分。

レストラン「汐待茶寮」 (shiomachi-saryo.jp)

東京ステイの推奨テーマはこれ!

さあ、あなたの次の東京ステイのテーマは、「東京の台所、フィッシュマーケットを制す!」なんてどうでしょうか。

東銀座も豊洲も、ほかにも見どころ満載の面白い場所。テーマを決めてステイすると面白さ、倍増です!

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