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ビルバオからのもう一つの旅、白亜紀の地層に会う!
スペインの北西部のバスク地方には,白亜紀から古第三紀の連続性のある、きわめてユニークな地層が存在しています。 ビルバオからサン・セバスチャン方面へ向かう途中にある、スマイアという町。 車で行くと40~50分というところ。一見何の変哲もない、港町です。 小さな港町で、私たちが行ったちょうどその時、お祭りの真っ最中でした。標識にしたがって半信半疑、この街を横切って、反対側、ビーチに向かっていくと、普通の海水浴場、と思いきや、なんと奇岩が層になってつながっています! とても暑い日で、空はピーカン。湿気はないながらも、スペインの炎天下。おまけにあのサン・ファン・デ・ガツェルガチェ教会への行きかえりを終えた後の無謀すぎる?!訪問。 駐車場から目的地まで1.4kmもあると告げられて、私は歩くことにもう嫌悪感。 途中休憩を兼ねて、地元のカフェでアイスクリームを食べて、さあ、海岸を目指して歩こう。Sponsored Link
スマイアとはどんな場所?
ここは世界中から科学者たちが地層を調査しに来る場所。 このあたりにみられる、地層は連続性が良く,観察が容易な露頭があることによって,ユネスコのジオパークにも選定されています。 太古の昔むかし、恐竜時代にイベリア半島はヨーロッパ大陸とつながっていませんでした。4000年前にそれがつながった時に隆起が始まって、1億年前の白亜紀の地層から6000万年前分の地形の歴史が見れるのだそう。今見ることのできる、この地層は大昔海底だったところで、フリッシュと呼ばれます。 この岩を採取して、鉄分の成分を調べると5000万円前に磁気の変化が起こったことや、微生物から6100年前に起こった地殻変動などがわかるそう。 さらに地質学に興味のある方は、こちらのサイトに詳しく解説してありますので、見てください。(引用:古生物の部屋) 夏のシーズンはこんなすごい地層に見慣れているのか、たくさんの人が海水浴でぎゅうぎゅうです。 私たちが海岸に降りた時には残念ながら満潮で、水で海底に隠れてしまった部分が多かったけど、90度に切り立った岩肌は地層が縦にミルフィーユ状態。 こんな地層、今までみたことない!それほど、きれいな縦の地層。水の中を探るとこの地層のこわれたかけらがいくつも落ちていました。思わず拾って手のひらに。 私の手のひらの上に一億年前の地層のかけらがある!なんかロマンティックだと思いませんか。 とっても貴重な光景、見てしまいました!! スペイン・バスク、ビルバオからのエクスカーションはこちらのサイトもご覧くださいね!!
こんばんは。スペインバスクの旅、レポートです。
スペインバスクの玄関口、ビルバオ。この街の魅力は、また別の日のブログで見て...