6月 皇居 勤労奉仕の第2日目 – 御所エリアは神の領域!

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昨日と同じように朝7:15に 和田倉噴水公園に集合しました。毎朝皇居に入る前には点呼があり、皇宮警察が届け出のリストと身分証明書をチェックします。記載の住所が違うとそれだけで、確認に時間がかかり大変です。

和田倉噴水公園での朝の点呼風景です。全員いないと出発できません! 団長の言うことよく聞いて!!

1日目はいきなり、天皇皇后両陛下のご会釈という、忘れられない体験をしました。4日間のうち、3日間が皇居で1日が赤坂御用地ですが、そのスケジュールやご会釈のタイミングは参加してからでないとわからないのです。 一日目の記録
平成最後の年、勤労ご奉仕に参加しました~。 平成最後の30年6月4日。今上天皇陛下、美智子皇后陛下に今年は何としてでもお目にかかりたい!強...
">6月 皇居勤労ご奉仕の4日間 - 第一日目、ご会釈に感激!  https://misiacom.com/imperial-palace-day1/

伝統ある皇居勤労奉仕の活動

皇居勤労奉仕は,昭和20年5月に外堀の参謀本部空襲で延焼してしまった明治宮殿の焼け跡を整理するため,同年12月に宮城県内の青年有志が勤労奉仕を申し出たことが始まりです。 現在は連続する平日の4日間,皇居と赤坂御用地で除草,清掃,庭園作業などを行います。季節に応じた力作業や行事に必要な準備作業をすることもあります。 皇居は大変広い(外堀まで入れると東京ドーム39個分!)ので、個人で参加することはできず,15人から60人までの団体で参加します。年齢は15歳から75歳まで。一日2万歩近く歩くので、体力が大切です。私は平成撫子倶楽部という日本の本来の女性の心を後進に伝えるグループの一員で参加することができました。リヤカー引きや力仕事もあるので、男性サポートメンバーもいます。
東京ドーム39個分というとてつもなく広い皇居エリア

東京ドーム39個分というとてつもなく広い皇居エリア

控え所・窓明館にて、宮内庁担当者から、今日から参加の新団体を紹介されました。今日は合計約380人がご奉仕に参加しています。今年になって特に、団体抽選が難関となっているようです。平成最後の年ですからね! 今日も、「すみやかに、4列縦隊!」で出発です。

御所エリアは東京の真ん中の日本の原風景だった。

宮内庁庁舎前十字路で大ベテラン指導員の菊池さんがご挨拶に見えました。 「皆さま ご奉仕ご苦労様です。皆さまのやることは、3つです。1つは、歩く🚶‍♂️こと。2つめは、おしゃべり!、3つ目は、ちょっとだけ働きます」(笑笑)。 勤労ご奉仕、宮内庁の職員さんが、広い皇居を付きっ切りで案内してくださいます。東京の、一番価値のある観光とも言えるかもしれません。せっかくの機会、楽しんで、お話しして、そして一生懸命、お掃除します!

桔梗門で毎朝のセキュリティチェックを受けるために和田倉噴水公園から移動中!

  平成撫子倶楽部の今日の担当地区は、天皇皇后両陛下がお住まいの御所周辺です。一般の人は滅多に入れないエリアです。皇宮警察の警備も厳重です。 古い門を抜けると、木が高くうっそうと茂っていて、その中に入ると気の違いがわかります。  

光圀公の松がある園芸部、田畑のある里山風景。

まず案内されたのは、園芸部。海外からの国賓を晩餐会でおもてなしする時、また叙勲や歌会始など、宮殿正面玄関前、南車寄せ、パーティー会場には、その後ろに必ず見事な盆栽が飾られています。ここには、なんと、樹齢300年〜450年からの盆栽大小合わせて約800鉢が並んでいます。

中でも三代光圀公の松、常盤の松などが見事です。これらは、時を超えて時代を超えて、大切に、大切に育てられ、引き継がれてきた松です。重さが500kg〜800kgもあります。台風の時などは、小屋に避難させ、また日に当てるため、外に並べるといった作業は全て人力によるそうです。宮殿に運び入れるのも機械が使えず、すべて人力だそうです。

  宮中がテレビ放映される時、賓客の後ろで会場を引き立てているこれらの盆栽たち。これから皇室のテレビを見るのが楽しみになります。

何百という由緒ある盆栽を何百年も大事に育てて引き継いでいる。画像イメージ

  次に向かったのは、農園と生物学研究所です。この辺りは、都心の里山!!天皇陛下のお手植えの田んぼ、皇后陛下の桑畑、皇族ご一家で作業される畑などがあるのです。天皇陛下は毎年田植えを行い、50年くらい前から種もみを自家採種してらっしゃるそうです。稲刈り、収穫祭新嘗祭への献上など、自らの手で行います。 平成撫子倶楽部は、第1回目参加の時、天皇陛下が稲刈りされた稲の脱穀作業を任されたそうです。毎年貴重な体験をさせていただいているんですね。 この広い皇居エリア、どこでご奉仕するかは、その時のお楽しみです。  

宮中三殿は天照大御神が祀られる特別な場所

次に向かったのは、宮中三殿賢所です。ここは皇祖、天照大御神が祀られています。 正面に天照大御神、左に歴代天皇陛下の霊、右側に八百万やおよろずの神々が鎮座しています。 そして、この宮中三殿に天皇皇后両陛下がお入りになる門や控え場所と、皇太子殿下のお入りになる門や控え場所、皇族の方々が参集し、お入りになる門、控え所などは、全て別々になっているのに驚きました。

宮内庁発行「皇室」パンフレットより。神事は皇室の生活のなかに。

また皇后陛下と皇太子妃が身を清めて参拝の仕度をする館が近くにあり、その前でご説明を頂きました。😊   今日の奉仕作業場所は、宮中三殿仮賢所と言って、賢所が修理などの場合に、御神体を一時保管しておく神殿で、このあたりは、皇宮警察も入れない特別な場所ということでした。 皇居といえど、この御所のあたりは宮内庁職員も、警察官もやたらと入れる場所ではないのです。その裏庭や周囲には草が生い茂っていましたが、そこをみんなで一斉に草刈り作業です。 ところで、境内には鳩を一羽も見かけませんでした。神社の境内には鳩がたくさん、掃除も大変なイメージがあるのですが、この辺りはまるで、天に結界があるようで、空気も違うし、そぐわないものは入れないような感覚を受けました。 昼食のあとは、作業の前に、菊池さんの粋な計らいで、みな芝生や雑草に座って寝転んで、居眠りも。 気のいい場所で、爽やかな風が通り、最高に気持ちのいい時間でした。

皇居の御所エリアのイメージです。樹齢の大きい木がたくさん。

皇居の中のすべての植物、森林の手入れは、無農薬、手作業で、ずっと引き継がれています。東京のど真ん中の大森林。タヌキなど住んでいる動物もたくさんいて、まるで別世界です。 午後も作業を続け、集中作業で神殿の後ろ庭と周りは玉砂利が見えてきれいになりました。 言葉も皇室言葉で、歩きは、「お徒歩」で帰ります。 今日は、皇居の奥の院、天皇陛下の生活圏で汗💦を流して勤労奉仕。❣️普段味わうことのない、感動的な一日になりました。

撫子団、今日も元気!団長と副団長を囲んで。

今日も暑い日、6月なのに気温は29℃。今日も16000歩。よく歩いたなぁ。 6月 皇居勤労ご奉仕の第3日目 – 雨の日の奉仕活動は? 6月 皇居勤労ご奉仕の4日目 – 赤坂御用地で園遊会!?

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